日本で気球で宇宙を撮影するのが難しい3つの理由

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海外での宇宙を撮影した動画が結構みつかりますよね。

けれども日本で撮影した動画というのはほとんど見当たりません。

これは何故かというと、日本では気球を使って宇宙を目指すことが困難だからです。

 

打ち上げた気球は回収しないとデータを得られません。

日本の場合、回収を困難にする地理的要因がとても多いんです。

 

1.最大の要因 森林と山岳

日本は国土の大半が森林です。

調べて分かりましたが、66%が森林だそうです。

そして山が多い。

73%が山です。

山や森に気球が落ちると、まず回収は不可能です。

気球の落下位置はかなりいい加減にしか予想することができません。

予想地点から20km程度は平気でずれる。

最悪50㎞位ずれることもあります。

そのくらいずれると、当然山岳部が落下予想地点にかぶってきます。

となると、大雑把な見積もりで、70%の確率で回収できない。

オーストラリアやアメリカ・ヨーロッパなどの広大な平地がある国々に比べたら大きなハンデです。

 

2.市街地

山に落とすと回収できないのなら、平野に落とせばいいじゃないか。

となりますが、本当にその通りです。

しかし、ここで問題になるのが、市街地です。

日本の平野はほとんどが開発されつくしており、市街地が広がっています。

農地などもありますが、近くに市街地や、高圧電線、幹線道路、鉄道などあっては事故が心配です。

安全を考えると市街地近辺には落としたくないんです。

すると、どうすればいいか。

結構難しい話になってきます。

 

3.細長い列島

日本列島の形も気球打ち上げを難しくしています。

打ち上げた気球は、最大で350㎞程度東側に流されます。

落下予想地点の誤差も、流される距離が大きいと50㎞程度出てきます。

これだけ流された気球はどこに落ちるのか。

誰しもわかるでしょうが、当然海です。

日本は地理的に海に落下しやすいんです。

海に落下したものを拾いに行くのはかなり大変なことです。

 

ではどうすればいいか

結論から言うと、北海道で打ち上げればいいんです。

北海道は本州とは違い、とても広いです。

北海道は東西に広いので、東に流されても平野があります。

農地しかない平地が延々と広がっていて、近場に市街地もありません。

高圧電線も本州に比べればないようなもの。

北海道にはほとんど高圧電線がないんです。

 

北海道ほど気球打ち上げに適した土地は日本にありません。

もし、気球打ち上げにチャレンジされたい方はぜひ北海道で。

きっといい成果が出るはずです。

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About Author

岩谷圭介

私は日本人で初めて、独力で宇宙開発を成功させました。私の行っている風船宇宙撮影を通して、より多くの人に、宇宙をもっと身近に、そして夢はすぐそこに広がっていることを実感してもらいたいと思っています。

2件のコメント

    • 岩谷圭介

      shinoさま、コメントいただきありがとうございます。
      私は、バルーンの装置の及ぼす危険性や事故の可能性について、考え研究してきましたが、その結果として、場所を選定しております。
      北海道では特に人口密度の低い道東地区、より大きな装置は、沖縄県の宮古島から海に落として実施しています。

      何か起きたときには責任は負わせられますが、飛ばす人には怪我や命の危険はありません。
      危険に晒すのは見ず知らずの、飛行機に乗る人や、街に暮らす人たちです。

      責任ある打ち上げ計画を検討していただけますと、幸いです。

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