ふうせん宇宙撮影のこれまでと、これからの抱負

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2011年に始めた、ふうせん宇宙撮影。

たくさんの方の支援やご協力があってできあがってきた、ふうせん宇宙撮影です。今日まで支えて下さった皆様には感謝が尽きません。

僕の宇宙開発は、大学の研究などと違い、予算もないところから生まれています。

お金もない、技術もない、人もいない、そんなところから形にできたのは、想いに共感してくれる仲間に出会えたからに違いありません。

この度、この5年の集大成として情熱大陸を無事終えることができました。

 

ふうせん宇宙撮影を通して、私が表現しているのは、連続性です。

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手のひらから繋がる宇宙。

遥か上空から見た世界は、地球のすべてが連続しているこをと教えてくれます。

生命は食べて排出することで、息ながら外の世界と入れ替わり続けています。

物質は流れ、途方もない長い時間、連なり引き継がれながら、交換されていきます。

宇宙写真4

サイエンスを単なる理屈ではなく、本来の姿のまま飲み込める形として、表現していくことこそが、次の5年の活動であると考えています。

 

今後5年の間で4つのプロジェクトを完成させることを目標にしています。

 

1.感じる宇宙体験

情熱大陸番組内でも使用された、プラネタリウム映像を、より身近で触れることが出来る世界へと作り上げていきます。

家族と、恋人と、友達と。皆で地球に暮らしているのです。皆で一緒に共有できる世界を作り上げます。

生活の一部に意図せず現れ、ふと喜びをもたらす世界を。

家族や友人とひとつであることを実感し、絆をはぐくむ空間を作り上げることを目標とします。

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その表現の形はプラネタリウムだけではありません。

いくつかのアート作品として、街に社会に溶け込む形を目指します。

 

2.世界中での宇宙撮影

ただ宇宙を撮影できる段階は終わりました。撮りたい世界を映すことに挑戦していく段階にきています。

ふうせん宇宙撮影は、世界のどこでも飛ばすことが出来る装置として進化しました。

・上空からのオーロラ

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画像引用 wikipedia

 ・昼間に輝く満天の星々

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・世界の屋根と言われるエベレスト

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画像引用 wikipedia

 ・エジプトのピラミッド

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画像引用 wikipedia

 ・朝日を受けたエアーズロック

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画像引用 wikipedia

 ・ただれるような暑さの砂漠のクレーター

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画像引用 wikipedia

 ・真夜中に煌めく摩天楼

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画像引用 wikipedia

 ・皆既日食で地球を覆いゆく月の影

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画像引用 www.mirror.co.uk

これらはこれまでと同じ装置では撮影できません。

さらなる探究と、装置の高性能化、自然界への理解、順応が必要となる、まったく新しい挑戦です。

撮影したい景色を写すことから出発し、装置を開発し、挑戦を重ねることによってのみ成功できることでしょう。

 

3.風船宇宙コンテスト

僕はロボットコンテストや鳥人間コンテストに憧れながら育ちました。

ふうせん宇宙撮影もまた、鳥人間やロボコンのように、コンテスト化していきたいのです。

 

コンテストを実施することで、安全に風船による宇宙撮影を誰もが実施できるようになるでしょう。

自らの作った装置が宇宙に触れる。宇宙すらできれば何でもできる。そう思える人たちが増えていったら、世の中はもっと楽しくなります。

そのために、ふうせん宇宙撮影は最良のチャレンジです。

ちいさな宇宙開発、ふうせん宇宙撮影で、だれでも宇宙に触れられる世界を目指したいのです。IMG_0660

 

 

 4.数字とサイエンスで世界を文学する

日常を数字になおしてみると、はっと気づくこと、あります。

日々の生活から宇宙の事柄まで、ちがう切り口で見てみることで、数字は一歩引いて物事を教えてくれます。

乾燥した数字ではなく、生きている言語としての数字を。

自然や世界を科学的でありながら生々しく表現していきます。

このプロジェクトを『けいさん宇宙プロジェクト』と名付けました。

世界の連続性を表現する風船宇宙撮影と対を成す重要なプロジェクトです。

 

これらプロジェクトを達成するためには、これまで以上の困難が待ち受けていることは間違いありません。

しかし、きっと達成できるはずです。

これまで出会った仲間たち、協力者の皆さま、そして、まだ見ぬこれから繋がっていく新たな仲間たちの力を合わせれば、必ず成し遂げられるでしょう。

ふうせん宇宙撮影は、目標とする4つのプロジェクトを支えてくれる新たな仲間を待っています。

同じ想いを共有する仲間を待っています。

サポートしてくださる、企業様、個人様を募集しています!

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    About Author

    私は日本人で初めて、独力で宇宙開発を成功させました。私の行っている風船宇宙撮影を通して、より多くの人に、宇宙をもっと身近に、そして夢はすぐそこに広がっていることを実感してもらいたいと思っています。

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