誰でも宇宙に触れることが出来る時代を作りたい 風船宇宙のワークショップ開催計画

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誰でも宇宙に触れることが出来る時代を作りたい。これは私の抱いている1つの夢です。

今のところ日本国内で個人で宇宙撮影ができるのは私だけですが、私一人ができると自慢しても空しい話です。多くの人にシェアして、だれでもできるようになってこそ、意味があると思っています。

誰でもできる、そのようにするためには何をすればよいかを考え、私なりの最善解が、ワークショップの開催です。

 

どうしてWEBに載せないの? WEBで方法公開できない理由

ホームページ上で風船を使った宇宙撮影の方法を解説すれば、誰でも飛ばすことが出来るでしょう。そうすれば、日本中でたくさんの人がチャレンジするでしょう。

しかし、いずれ安全対策などが十分でない機体が何機も打上げられ、いつか必ず事故が起こり得ます。

機体は空から落ちてきます。もし安全を起こった機体が、誰かを傷付けたり命を奪ったりすれば、必ず規制の方向に進むのは間違いがありません。

風船を使った宇宙撮影は、誰もが宇宙に触れることができる可能性を持ったものです。多くの若者に夢や希望を与えるものになると私は信じています。

もし、規制され抑圧され失われてしまっては、多くの人の夢を潰えさせてしまうことになります。

そうならないようにするために、風船宇宙撮影を誰よりもよく知る私が方法を考えなくてはいけないのです。

なので、むやみに方法を公開することをしないでいました。

しかし、秘匿し続けても広がることはありませんし、もしかすると模倣することで事故が起こることもあるかもしれません。

そのためには、秘匿し続けることは賢明な方法ではありません。

 

熱気球の発展

突然ですが、熱気球のお話しです。熱気球というと、バーナーで火を焚いて浮き上がる、ゴンドラに乗って空を飛べる大きなカラフルな球体です。

実は熱気球の歴史はかなり古いです。

1783年にフランスで発明されました。200年以上前の話です。

しかし、それから日本で打上されるまではかなり長い年月があり、日本人が初飛行したのは1969年です。これもすでに50年以上前の話ではあるのですが。

熱気球は性質上、炎を使い、重量もかなり大きいものです。私の打上をしている風船とは比較にならないほどの規模です。

このような熱気球ですが、現在では日本気球連盟に600機を超える気球が登録されていて、盛んにスポーツとして親しまれています。

熱気球のように、私の風船を使った宇宙撮影も発展していくよう土壌を作っていきたいのです。

 

危険のない実施をするためには

風船を安全に上げるために必要なことは、

1.安全な機体を作り安全な飛行経路を策定できること

2・安全な場所で飛ばすこと

3.法律を理解すること

です。

私は大学で機械科に進み十分な知識と経験があるので、この手の安全設計をすることが出来ますが、そうでない人には安全な機体制作は難しいのが現実です。

また、風の予測や飛行経路の予測は机上の理論だけではすることが出来ません。何度も経験することでようやく理解でき、理論を作り出すことができる代物です。経験がないとどのように飛ぶか分からない、どこに落ちるか分からないという危険性があります。

もちろん、初めはだれもが初心者です。私もそうでした。初めからすべてを理解している人間などいるはずもありません。私が始めたころは、まだ日本で誰も成功させていなかったので、誰にも教えてもらうことが出来ませんでしたが、今は私ができるので、方法をシェアすることができます。1と3はサポートすることができるでしょう。

しかし2の、安全な場所で飛ばすことを無視することはできません。

初めて打上をする人には、どこが安全でどこが危険か分かりません。

 

安全な場所

安全な場所は、このホームページ内でも繰り返し書いてはいるのですが、北海道です。北海道の道東では飛行機が飛んでいない時間が沢山あります。

これまで風船を使った宇宙撮影をやってみたいというたくさんの人から問い合わせをいただきました。

私は北海道が安全ですよとお伝えしていたのですが、皆さん時間的な制約、金銭的な制約があるせいか、地元で行ってしまいます。

挑戦する方々には成功して欲しいのですが、リスクが付いて回っている気がしてとても心配です。

 

私なりの答え ワークショップの開催

1.安全な機体を作り安全な飛行経路を策定できること

2・安全な場所で飛ばすこと

3.法律を理解すること

これを全てクリアし、安全に発展させていくためには、知識をシェアしあう場所と安全な場所を用意してあればよいのです。

例えば北海道で風船を使った宇宙撮影のワークショップを開催すればよいのです。

そのワークショップは、開催元で法的な申請を行い、各種手続きを行い、近隣自治体への理解も求めます。

参加者はこれらの大変な作業から解放されます。

また、安全な場所も開催元が用意しますので、事故の可能性は排除されます。

安全に関する講習会も行い、安全の確認がとれた機体を打上げするようにすれば、だれもが安全に打上げできますし、周辺自治体へ危険が及ぶことがなくなります。

全ての人にとって幸せな宇宙開発のためには、このようなワークショップを開催する必要があると、私なりに答えを出しました。

今年、夏ころにこのようなワークショップを開催したいと考えています。

現在まだ構想段階ではあるのですが、参加したいと言ってくれている学生さんもいます。

実施できるよう、進めていくので、新しい考えが浮かんだり、新たな進捗があった場合にはこのブログに記事に使用と思います。

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About Author

私は日本人で初めて、独力で宇宙開発を成功させました。私の行っている風船宇宙撮影を通して、より多くの人に、宇宙をもっと身近に、そして夢はすぐそこに広がっていることを実感してもらいたいと思っています。

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