装置や液体も…西桂町に謎の気球飛来 (山梨県)

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バルーンの打上は安全対策を十分にした上で、落下先地域に迷惑を掛けないように実施してください。

2014年7月3日のニュースで以下のような記事が話題になっていました。

どこのだれが実施したのかは知りませんが、あまりにもずさんです。このような行いをする人がいると、今後挑戦していきたい人たちの活動が制限されることになり、多くの人の夢を紡ぐことになります。

 

装置や液体も…西桂町に謎の気球飛来 (山梨県)

西桂町の山林に気球のような物体が引っ掛かっているのが見つかり3日、町と警察が回収した。気球にはタイマーのような装置や液体が入っていて、警察が解析を進めている。
 西桂町などによると2日午前11時半ごろ、複数の住民から「山に気球のようなものが浮いている」と通報があった。町が調べたところ、下暮地の民有林にビニールの気球のような物体を確認。3日、大月警察署員と回収に向かい、木に引っ掛かってしぼんだ気球を回収した。
 警察によると回収された気球は縦約10m、横約2mのビニール製で、表面などには何も書かれていなかった。また中には黒っぽいタイマーのようなプラスチック製装置が付いていた他、青っぽい液体が入った袋も確認された。液体は今のところ毒性はないとみられているが、警察が今後、成分を調べる。同様の気球は2011年、長野県上田市でも見つかっている。
[ 7/3 19:40 山梨放送]

日テレNEWS24より抜粋

 

ゴム気球か、ポリエチレンフィルムを使用した気球の実験の事故であることは間違いありません。

だれが放球したのかは、当日の大気状態が気象庁のアーカイブに残っていますので、事故を起こした気球の残骸を調べればかなり正確に分かります。

海外からのバイオテロを心配する人も沢山いましたが、この日の風速から逆算して、海外からこの場所に気球を落とせる可能性はとても低いです。

記事には黒っぽいタイマーのようなプラスチック製装置が付いていて、青い液体が入っていたと書かれています。

どう考えても不穏な物体です。地域住民が心配するのは当然のことです。

落下先の地域住民にとっては全く以って未知の物が降りてくるのですから、事前に周知するか、もしくは最低限のただし書きは書きましょう。

気象庁が毎日あげているゴム気球のラジオゾンデも、不要な恐怖心をあおらないようにするために機体部分にただし書きと連絡先が書かれています。

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画像は気象庁より引用

 

無人気球を打上げる際には落下先住民の生命や財産を侵害してはならないといううことは国際条約にて決まっております。

また、航空法の違反は刑事罰の対象になりますので、警察に逮捕されます。

今回の事故のニュースを見る限り、明らかに航空法の適応される物体ですが、警察が把握できないのを見るに違法打上でしょう。

 

必ずただし書きを載せること

空に放った気球は必ず降りてきます。

降りてくる場所は必ず人の土地です。

不安を感じさせないような十分な配慮を行ってください。

 

なお、風船宇宙撮影では、以下のようなステッカーを機体全面に張り付け、いかなる姿勢で落下しようとも必ず目に留まるように注意書きしております。

ただし書きを付けることは1号機からずっと続けています。

今後打上をされる方は必ず連絡先を記載してください。

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私は日本人で初めて、独力で宇宙開発を成功させました。私の行っている風船宇宙撮影を通して、より多くの人に、宇宙をもっと身近に、そして夢はすぐそこに広がっていることを実感してもらいたいと思っています。

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