風船宇宙撮影は個人レベルでも可能な宇宙開発だと説明をしています。
が、時折「宇宙開発?はてな?」と疑問を投げかけられることもあります。
ですので、根拠と共に説明することにしました。
風船宇宙撮影は成層圏気球を用いた各種実験い、様々な機器による成層圏環境の開発を行っています。
風船宇宙撮影機の飛翔する高度は成層圏ですので、完全な宇宙空間ではありません。
が、そもそも完全な宇宙空間という物自体もかなり定義によって揺らぐので、なんとも説明しにくいのです。
海面と大気のように明確な境目が、宇宙と大気の間にはありませんので、宇宙と大気の境目は人間が勝手に定義するしかないのです。
ある人たちの事情でここから宇宙にしましょうと決めれば、そこから宇宙という認識になるのです。
しかしながら、どこから宇宙かという議論については、趣旨ではありませんのでこの件は後日説明することにして、話を成層圏気球に戻します。
成層圏気球は各国で宇宙研究開発機関に所属しています。
現実として成層圏気球を使用した様々な宇宙実験が行われています。
成層圏気球に関する工学も宇宙工学に分類され、ロケット工学や宇宙通信や人工衛星の書籍と並んで扱われています。
成層圏気球に関する力学・工学についてまとめられた権威的な工学書籍において以下の通り示されています。
”成層圏気球は、ロケットや衛星によるものと同一の宇宙科学技術の分野に位置付けられている”
このように工学的な見地からも、分野的な位置づけからも、宇宙開発に携わる人々の共通の理解の上でも成層圏気球は明確に宇宙開発の一環なのです。
ですので、風船宇宙撮影は疑う余地のない宇宙開発なのです。
個人でも宇宙開発が出来てしまう時代がきたと考えるとちょっと夢が広がりますね!