風船打上のため、役立つウェブサイトを4つまとめました。
データづくりや、飛行計画の策定のため、ご利用ください。
気象庁 高層気象アーカイブ
風船は地上の天気よりも、上空の天気におおきく影響されます。
打上地点や打上時期を決定するために、過去の天気が極めて重要なのですが、地上の天気のアーカイブサイトは沢山ありますが、上空のものはなかなかないのです。
そこで便利なのが、気象庁の高層天気アーカイブ。
ここには、過去数十年分の高層気象のデータが保存されています。
日本中の様々な地点のデータが蓄積されています。
このサイトのデータを元に、打上に適した季節、場所を計算することができるでしょう。
移動距離や方角なども、計算スクリプトを上手く作れば、傾向をみることができます。
打上のため、とても重要なサイトです。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/upper/index.php
earth
earthは高層天気の予測をしてくれるサイトです。
先の数日間、どのような風がどの高度で吹いているのかを分かりやすい図として見せてくれます。
どこにどのような風が吹いているかを、直観的に理解するために、とても便利なサイトです。
flightradar24
航空機が、どのような飛行経路を飛んでいるかを判断するサイトです。
風船の飛行のためには、航空局とのやり取りは必須です。
しかしながら、航空局では、打上の時間帯にどこに飛行機が飛んでいるかは教えてくれません。
ですので、このようなウェブサイトを参考に、どこが、いつ、飛行機が多い傾向があるのかを知ることができます。
このウェブサイトを参考に、航空機の少ない打上地点をピックアップして、打上地点の候補にするとよいでしょう。
このウェブサイトには、自衛隊機や米軍機、ドクターヘリや報道ヘリなど、記載されていない航空機もたくさんあります。
ですので、ここを見て飛行機が少ないと思っても、安全とは限りません。
航空局と打ち合わせをしたうえで、打上に臨んでください。
https://www.flightradar24.com/
Google Maps
打上のため、ほぼ必須と言っていいのがGoogle Maps。
航空局とのやり取りの際に、必ず飛行計画の地図と、GPS座標を送らなくてはなりません。
Google Mapsではどちらも手に入ります。
また、回収作業のためにも役立ちますよ。
2件のコメント
風船の最終的な着地点を計算しようと思っているのですが計算方法があまりよくわかりません。どのように計算すればよろしいのでしょうか。
こんにちは。コメントいただきありがとうございます。
計算方法は風の流れをコンピューターにプロットして行いますが、このあたりも参考になります。
https://www.balloonchallenge.org/tutorials
計算について最も考えなくてはいけないのは、計算だけでは想定通り飛ぶことはないことです。
実験し、計測し、計算式に入れられる装置作りが極めて重要です。
途中で破裂するなどの想定外も考慮して落下地点を求めてみてください。