ふうせん宇宙撮影を実施して3年、風船が破裂するほんとうにわずかなシーンは撮影したことは何度かありましたが、このように粉々に割れるシーンを撮影したことはありませんでした。派手で素敵です!
風船の高度は 38610 m = 126671 ft 平気そうに宇宙に浮かんでいます。大喫茶はなんと10m。超巨大風船です。
静寂からの突然の破裂。宇宙での破裂は音がしません。宇宙クラゲ。
風船は完全に粉々に。この間わずか0.05秒。ハイスピード撮影で何とか撮影できました。
クラゲはイソギンチャク状態に。内側に存在する白い煙はゴム風船の内側に付着していた粉。この粉のお蔭で保管時にはゴム同士くっ付かなくて済んでいます。
自由落下開始。
ちなみに風船の素材は天然ゴム。この破裂した風船の欠片は全て地球上に降り注ぎ、落ち葉と同じ位の時間で分解され自然に還ります。環境にも優しい。詳しく記載した記事もありますので、『割れた風船はどうなるの?』もご参考ください!
宇宙の流しそうめん状態に。
地球と宇宙と風船と。割れた欠片が神秘的です。
ちなみに、小さいオレンジ色の物体が写っていると思いますが、これはパラシュート。ゴミみたいに小さいですが、一応これ50cmあるんです・・・
破裂時の風船は約10m。風船デカすぎ! ならパラシュートが小さく見えて当たり前だよね。ちなみに飛ばした直後のサイズはこちら。
遠くに見えますが、これでも2m近いサイズがあるんです。破裂時に画面いっぱいになっているのは巨大化し過ぎたから。
この写真をどうやって撮影したかというと、風船が写りこむように上側にサブカメラを載せ、風船を撮影したという訳。こんなにチリヂリになるなんて驚きですね。
動画にもしてみたよ!
2件のコメント
どのように計算して到達地点等を算出しているのですか?
アグさま
コメント頂きましてありがとうございます。
落下地点に関してのご質問を多数受けておりますので、近日中に記事にして配信したいと思います。気象庁の打上げしているラジオゾンデの飛行軌跡予測などを行っている企業さまもいらっしゃるので、参考になりますが、より高い精度が必要なのでプログラムを自作する必要があります。