スペースバルーンに最低限必要な物品を全て公開しています。
まずはGoProを搭載する私の最もたくさん飛ばしている機体の写真を掲載します。
なお、この記事に記載されている内容は最低限必要な物品です。私の機体番号で言うと、36号機までの装置です。特徴としては、軽量で安価、そしてシンプルな作りになっているために、誰でも制作しやすいモデルです。
なお、このページはあくまで、やってみようと思った方への、必要最小限のご紹介です。
最新機種には特殊な機材などが搭載されているため100倍近い費用がかかっています。
撮影のご依頼を想定されている方には、こちらの内容はご参考にならないと思います。クライアントワークの場合は、より確実で高性能というものを追求しております。
では、さっそく見ていきましょう。
素材でパッと見で分かるのは発泡スチロールとガムテープでしょうか。その他色々使っていくので、全て上げていきます。今回は素材がメインです。
解説は36号機までの、最低限の装備について行います。最新機は素材が全く異なっておりますため、こちらの内容はご参考いただけません。
1.外殻に使用できる材料 発泡スチロール
見ての通り外殻に使用している素材は発泡スチロールです。これは直径20cmの発泡スチロール円板です。円板型に発泡スチロールを切り出すのはとても難しいのですが、ご心配いりません! 既に円板の形でお店で売ってます。以下にリンクを張っておきます。アマゾンの商品ページに飛べますよ! ちなみに1機あたりに必要な枚数は6枚程度。なので、発泡スチロール代金としては700円くらい。
※最新機には強度上の問題から使用していません
これを使えば全て均一な形なので、きれいに作り上げることが可能です。きれいに作ることは安定した撮影のためにもとても大切。形が不安定だと風船に吊るされた装置がガチャガチャゆれて映像もガチャガチャに。発泡スチロールは加工がしにくいので、初めから加工してある製品を買うと楽ちんです。
ちなみに外殻としてスタイロフォームという建築用の素材を使用することもできます。これは発泡スチロールより堅くて丈夫です。
変形しにくいのも特徴です。なので機体制作に使うのはちょっと危ないです。固くて変形しにくいということは、ぶつかった相手を変形させるということなので。海外ではこれを使った機体制作がかなり主流のようですが、日本は海外のように安全な場所が極めて少ないので、より安全な素材で制作しないといけないです。なので、基本は発泡スチロールで制作して、機体のほんの一部にスタイロフォームを使用するなら大丈夫です。スタイロフォームを使用した例を一枚上げておきます。
この鯉のぼりの前側に小さな鯉のぼりを取り付けていますが、この枝部分がスタイロフォームです。枝部分は小さな衝撃で外れるようになっているので、仮に人の頭に落ちてきてもけがをさせることは無いように作りました。こんな感じでスタイロフォームを使用すると良いです。
2.接着に使用している素材 ガムテープ
成層圏でガムテープが使えるなんて、私も初めの頃は信じることができませんでした。しかもこのガムテープ、100円ショップのカラーガムテープです。ガムテープは色々試しましたが、結局どこのメーカーでないとダメ!ということはなく、どこでも大丈夫でした。ただし、紙のガムテープはダメ。必ず布のテープを使いましょう。ガムテープは100円のものを1本で十分機体制作に間に合います。なので100円で十分。
なぜ紙はダメで布かというと、重ね貼りをたくさんするから。重ね貼りが出来ない紙のテープでは空中分解してしまいます。空中分解すると悲惨です。発見できるのはGPSのみということになってしまいますし、知らない場所で事故を起こしているかもしれません。なので、必ず布のガムテープを使用しましょう。色は何色でもOK。折角なので可愛らしい色に仕上げるのも良いですし、宇宙っぽく銀色に仕上げるのもいいです。
※最新機には強度不足で使用していません
3.宇宙撮影をするためのカメラ
中に入れるカメラについては、スペースバルーンで使用できる10種類のカメラを参考にしてもらえたらとは思いますが、軽く触れておきます。カメラはタフで、軽量なものをチョイスすると良いです。防水のついたカメラだと水場に落ちてもデータが飛ぶこともないので、防水のカメラをおすすめします。
※最新機には別のカメラを使用しています
4.発見するためのGPS
上空で使用できる電波って実はとても限られています。しかしながら何種類かは使うことが出来て、その一つがアマチュア無線です。アマチュア無線は免許が必要ではあるのですが、合法的にスペースバルーンでも使用できます。以下の機種であれば問題なく使用することができます。国内で実施している人たちでも知らず知らずのうちに非合法で打上げされている方々が見受けられるので、参考にしていただけると嬉しいです。
ちなみにアマチュア無線の免許は4級であれば十分です。4級なら1日講習を受ければそれで取れるので簡単です。
ちなみに面倒くさい話で申し訳ないのですが、この無線機を使用するから手放しに合法で利用できるという訳ではなく、設定を間違えると非合法になってしまいます。この辺りの無線環境はもっと詳しく書かなくてはいけないので、後日別の記事を載せますので、少しお待ちください。他にも合法で使用できる電波もあるのですが、これまた結構面倒臭いんです。結構この辺りがデリケートなんです。
※最新機には使用していません
5.風船と機体を繋げるのに使用する素材 たこ糸
風船から吊るすために使用している糸はタコ糸です。太さは10号。細いと突然の突風で切れてしまうかもしれません。機体が回転してよれて切れることもあるかもしれません。そんなわけで、10号を使用すると良いです。このくらいの太さならそうそう切れることはありません。この糸だと12kgまでの衝撃なら耐えられます。たこ糸は700円程度ですが、もっと短いものを購入すれば数百円で買えるはずです。
※最新機には強度不足のため使用していません
ちなみにたこ糸だとちょっと不安、という場合には釣り糸を使うこともできます。釣り糸だとたこ糸の10倍くらいの衝撃は平気ですし、よれても切れることはありません。このような用途に特化し開発された糸なので、凄まじく強靭です。私も初めのころは不安だったので釣り糸を使っていました。釣り糸は結構高いです。以下の製品は4220円。釣具屋さんに行くともっと細くて安い糸も売っていますので、お店でチョイスするのをおすすめします。私の経験上、8号以上の太さなら大丈夫です。
※最新機には強度不足のため使用していません
6.風船を縛るのに使用する素材 結束バンド
ふうせん宇宙撮影で使用する風船はとてつもなく大きいので、風船の口を手で縛る訳にはいきません。私は始めの頃とても苦労しました。色々苦労して探して行き着いたのが結束バンドです。バルーンショップのお姉さんに教えてもらいました。さすが専門家です、風船を簡単に、それでいてしっかり結ぶ方法です。
結束バンドの素材はマイナス60度まで持ちますので、極寒の成層圏でも割れたりしませんから、ヘリウム漏れの心配はありません。1回の打上で10本程度使用します。実験等々沢山使うことになると思うので、多目に100本で格安の商品リンクを見つけておきました。これだけ入って400円程度。お得です。
※最新機には強度不足のため使用していません
7.機体貼り付け用の紙
機体本体には自分の連絡先を書いた紙を張り付けなくてはいけません。別に法律で決まっているわけではなく、偶然発見した人を驚かさないための配慮です。突然自分の家の裏に落ちてきたら誰でもびっくりしますから、せめてどこの誰のものかをはっきり書いておく必要があります。民家のあるところに落とさないのが理想なのですが、仮にそうなっても大丈夫であるために貼っておきましょう。
ちなみにこの紙は防水の用紙に防水のインクで印刷する必要があります。そうしないと簡単にふやけて無くなってしまいます。レーザープリンターなどで出力すると良いです。レーザープリンターがないという場合にも心配ご無用! マジックで機体の発泡スチロールに直接手書きすることで代用できます!
8.パラシュート
パラシュートを安全に落下させるために取り付けましょう。パラシュートは自作でもいいですし、売っているものを買っても良いです。ただ、売っているものは宇宙撮影用に作られているわけではないので、なかなか使いにくいです。ぴったりの性能で格安で作れてしまう自作が一番おすすめです。
パラシュートの設計図は等ブログでも公開しています。これは工作教室用の簡易版なので、もう少しゴツく作らないと、機体の重量によっては成層圏での使用に耐えない場合があります。成層圏使用の強化版パラシュートの説明をここでするには、ちょと配分的におかしくなってしまうので、これも近日中に記事を作りたいと思っていますので、もう少しお待ちくださいね。
※最新機には強度不足のためこの方式のパラシュートは使用していません
9.風船を飛ばすために必要なヘリウム
風船を飛ばすためにはヘリウムが必要です。水素でも浮くには浮くのですが、水素は爆発して危険ですし、命にも関わります。ヘリウムは化学的に安定したガスなので爆発は有り得ない、安全なガスです。命には代えられないので、必ずヘリウムを使用しましょう。
命には代えられないと言っても、しかし一番お金がかかるのがヘリウムガスです。下の商品は3500リットル入りのヘリウムボンベ(レンタル式)で、26,000円。このボンベで2回打上するには足りない量です。同じ量で水素なら700円程度なので、桁が2つ違う! とは言え、やっぱり命には代えられないので、諦めてヘリウムボンベを使いましょう・・・
私もいつも「水素は安くていいな~」と思うのですが、水素ガスを入れた風船は本当に予期せず簡単に爆発しますし、その体験談なども沢山聞いているので、やっぱりヘリウム以外の選択肢はありません。高いけれども仕方ありません。
※最新機では7000リットルのヘリウムボンベを数本使用します
10.大型のバルーン
宇宙撮影にはとても大きな風船が必要です。私が使用しているのは気象用バルーンです。これはとても大きなバルーンで、上空30㎞より高くまで飛ばすことが可能です。が、一般の人には売ってくれません。学校や研究機関には販売してくれるので、学生さんが授業の一環として使用する場合や、研究目的での購入の場合には販売してもらえます。
個人だと購入できないのですが、大型のパーティ用バルーンで代用することも可能で、下のオレンジの大型風船で20kmくらいまでなら飛ばすことができます。
裏の手として、海外のアマゾンから取り寄せることも可能です。海外のアマゾンから気象用バルーンを取り寄せることは別段国内法に問題があるわけでもなく、まったくの無問題なので、amazon usaでweather balloonなどで検索してみて下さい。600gのweather balloonで基本的には大丈夫です。7000円程度で売っています。
※最新機にはサイズ不足のため、このバルーンは使用していません
さて、36号機ころまでの必要最小限の小型装置製作に必要な、10種類の物品類を紹介しました。
これだけあれば宇宙撮影ができるには出来るのですが、適当に飛ばすだけでは回収率は5%程度です。安定した回収を実現するためには風の予測ができるようになり、そして安全に落下させられるようになる必要があります。なので、必要な物が分かったからさあ飛ばしてしまおう!としないでくださいね。(それにこれからの季節は秋冬で風船飛ばしにがとても難しい季節です。来年の夏が来るまでじっくりと準備して待ちましょう)
それらの事柄についてここで書き切るのはあまりに大変なので順次記事にしていこうと思っています。また、ふうせん宇宙撮影のページに遊びに来てくださいね。
48件のコメント
ほほー。意外と風船周りの設備は安いもんですね。
ガスだけと風船がちょっと値が張るくらいかな?
これくらいなら僕も出来そう…回収ノウハウの記事、お待ちしてます!
Bunderさん、こんにちは。コメントありがとうございます!
素材類はとても安いです。ちょっとこだわってみたり、色を付けてみたりしても1万円で十分。
高いのは電子機器類ですが、回収できれば何回も使えます。
カメラは厳しい環境で酷使するので2回で壊れることもあります。運次第ですが消耗品と思って諦めるしかないです。
回収ノウハウも順次アップしていくのでお楽しみに!
「今度は深海に」とも書かれていて方向性は違うのかもしれませんが、上空48000Mから小型ロケットを飛ばして月に着陸できないかなと思いました。
もちろん映像の送信や月までの制御など桁違いに難しいのかもしれないですけど、なにか48000Mという地点をベースに月に小さなロケット行かせられないかなと、夢を見ました。
はじめまして。コメントありがとうございます!
高いところから簡単に地球を脱出してしまおうという考え良いですね! 風船では高度が足りないので重力を振り切ることができないのですが、それを実現しようという考えが軌道エレベーターです。
風船にロケットを付けて飛ばすというのも面白い発想です。これはrocoonと言われているんです。小規模ですが宇宙実験が出来てしまいます。
最近では飛行船に揚力を付けることで宇宙まで飛ばしてしまおうという研究が世界でも、日本でも行われています。
夢が広がりますね!
わざわざすぐにお返事書いてくださり恐縮至極です。ありがとうございました。私は門外漢で、全然この方面で何かする資力・やる気力・時間などは(いえそれ以前に学力・知力が全然^^)無い人間で、ユーチューブで成層圏と検索して、そこから岩谷様のことを知って、こちらに辿り着いたくらいの者です。
何も分からないでただギャラリーでしかありませんが、頑張って下さい。もちろんご覧になったことあると思いますが「空中発射ロケット」などというウィキペディアなども見てみました。
人工衛星も小型化が凄いし、48000Mからだったら推進力も少なくて済むと思うし。ペットボトル燃料なども安く(北海道方面で)あるようだし、
将来ミニ上場企業作れたら「空中発射ロケット」のスポンサーになりたいなどと、たわけた^^夢を持ちました。海底も良いですがやはり宇宙が好きだなぁ。本当に失礼しました。頑張って下さい!
宇宙もいいですよね。ただ、私の撮影する宇宙には星がありません。この高度なら昼間でも満天の星空が見えるはずなんです。星を見たいです。そのために新しい装置を開発しています。
私の風船は今後ロケットの実験のためにも使用されていきます。実は驚きですが48000mでも重力は地上とほとんど変わりません。なので推進力もほとんど地上と同じくらい必要なんです。風船に乗せられるロケットには重量の限界があり、なら地上から打った方が良いということでロックーンは廃れてしまったというのが歴史です。しかし、現代ではロケットが小型化されたので、ロックーンは小規模なロケット開発に大いに役立ち前進させることができるでしょう。夢が広がりますね。今後は宇宙開発を行っている企業とも協力してロケット実験もしていきます。
応援ありがとうございます!
コメント本当にありがとうございます! お邪魔でしょうから最後にします、頑張って下さい! ロケットとの提携もおやりになると聞き、やはりどうしてももう一度「頑張って下さい!」と書きたくなりました。(リプライにすると幅が狭くなる「仕様」のようで、もう一度新たなコメントとして書かせていただきました^^)。
今回も文系ずぶ素人の私の書き込みに「重力が地表と同じ」といった「ミニ講義」をいただき、凄く参考になって、恐縮至極です! 岩谷さんは丁寧で誠意のある方ですね。お名前をずっと覚えていて、陰ながら(本当に陰ながら)ご活躍をお祈り致します!
出来ればアメリカの「レッドブル」さん^^くらいの母体からの発射があれば、とか思います(ひたすら予算ですかね!)人をひきつける魅力もある方だと思うので、是非是非頑張って下さい! それでは失礼致します!
リプありがとうございます! 邪魔だなんてとんでもない! コメント頂けてとてもうれしいです。ありがとうございます。
度重なる応援のお言葉を頂けるなんて、本当にありがたいです。もっと頑張れます。今後も新しいチャレンジをどんどん上げていくのでどうぞよろしくお願いします!
はじめまして、今情報系の大学に通っている2年生です。自分は、情報系で宇宙とか全く関係ないですが、とても宇宙に興味もっています。
質問なんですが、今から計画して学生でも風船宇宙撮影は、可能でしょうか?
今のところ個人でやろうと思っています。
また、facebookに関して申請してもよろしいのでしょうか?
回答よろしくお願いします。
大学二年生さん、コメントありがとうございます。
情報系も宇宙に関係ありますよ。宇宙で動くソフトウェアはとても信頼性が高くなくてはならないので、普及しているソフトウェアとは別のものを開発して搭載していたりするんです。とても大事な部分を担っています。
私は大学4年から、何も情報がない中から初めて、手探りで1年で実現しました。今では私のサイトにHOW to情報があふれているので、遥かに簡単に実現できます。
風船を使った宇宙撮影は、装置を作るのはとても簡単です。小学生でもできてしまいます。難しい部分は運用です。運用が成功の90%以上を占めていますが、これは私の知識でサポートできます。
まだサイトでは運用部分について深く触れていませんが、今後充実させていき、見ればできるようにしていくつもりです。
FB申請も大歓迎です・よろしくお願いします。
コメント返信ありがとうございます。 すごくヤル気が湧いてきました!
ふうせん宇宙撮影が成功するようにがんばっていきたいと思います。
また、FB申請しましたのでよろしくお願いします。
申請ありがとうございます!
日本で出来る人がどんどん増えて行って、一つのスカイスポーツになっていくのではないかと思っています。
頑張ってください!
こんばんは、初めまして
大学3年生です。
今度岩谷さんの実験をしてみたいと思っているのですが、風船とカメラを入れたウレタンを繋ぐたこ糸がくるくる回転してしまい、横につけたカメラで上手く撮る事が出来なくて悩んでいます。タコ糸の回転がほとんど無くなる方法はあるのでしょうか?
ねこねこさま
はじめまして。コメントありがとうございます!
回転をなくすためにはいくつか工夫をしないといけません。
あまりに寄れてしまうのであれば、釣り具のスイベルを使うと良いです。寄り戻しをしてくれます。
また、機体が安定しないのであれば、吊り方を変える必要があります。例えば4点吊りにするとよくなることもあります。
適切な紐の長さもあります。振動しやすい長さとしにくい長さがあります。調べてみて下さい。
機体の重心を変える必要もあります。重心は回転軸上にあると回転が増幅されにくいです。質量の分散のさせ方も重要です。
空力的に安定しない形かも知れません。
私の講じている手段はこんなところです。これだけでかなり安定します。
実験の時にぶつかる悩みは、実は既に苦労している人がいるかことも多いです。
例えば気球には人が乗っています。人が乗るのであれば、回転が激しくては乗っていられません。
人の乗る気球を参考にするのもまた一つの方法です。
はじめまして。高校1年生の学生です。僕は宇宙にとても興味があり風船宇宙撮影をしようと思い色々調べていてこのサイトにいたりました。風船宇宙撮影についてあまり知識のない僕にでもわかるようなとても分かりやすい説明でした!なので、このサイトを見ながら必要な道具を集め、撮影のため準備をして夏頃に飛ばしたいと思います。けれど、道具を集めてからの設計の仕方がわかりません。あと電子器具など大きなものから小さなものまででいくらぐらいかかりますか??
たくさま
はじめまして。ご返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
私の方は、こんなやり方があるよという参考程度しか載せるつもりはありません。
というのは、試しにやってみる人自身に成功までの冒険を体験して欲しいからです。
最低限の知識をブログで載せていこうと思っています。最低限ですが、挑戦していけば出来るように書いていこうと思っています。ぜひそちらを参考にしてください。中々更新が進んでいなくて申し訳ありませんが、必ず載せます。
金額は完全にピンきりで、最も安く作り上げれば数万円で済みます。最近の私の飛ばしている機体で最も高いものは150万円程度します。挑戦する人自身で適切なものを選んでほしいなと考えています。
こんにちは。
Youtubeで岩谷さんの撮った宇宙の動画を見てとても感動しました。このサイトを参考に自分も友達と実験しようと考えています。大学3年です。
1つ質問があります。発見するGPSのところで無線機が紹介されてありましたが、これを2つ購入して1つを気球に、1つを地上に置いて使用するのか、それともこれとは別に携帯用でない無線の受信機を使う必要があるのでしょうか。
突然ですが回答頂けるとありがたいです。
うちゅろすさま
はじめまして。
>これを2つ購入して1つを気球に、1つを地上に置いて使用するのか、それともこれとは別に携帯用でない無線の受信機を使う必要があるのでしょうか。
1つを気球に、1つを人間が持って使用するのが最適です。
岩谷さん、
丁寧なお返事ありがとうございます。
バルーン打ち上げに向けて頑張ります。岩谷さんの活躍も期待しています。
はじめまして。大学一年の学生です。
突然なのですが、このページトップの岩谷さんとバルーンの写真使用させていただいてもよろしいでしょうか?
用途は、ちょっとした発表でスペースバルーンプロジェクト(ふうせん宇宙撮影)のことを紹介するうえで日本にも岩谷さんのような活動をしている方がいるという説明のためです。返事いただけたら嬉しいです。
jackさま
はじめまして。
このホームページ内の画像は学習の場での利用でしたら何でも使ってもらって構いません。
発表頑張ってくださいね。
はじめまして。大学4年生の学生です。
岩谷さんの活動を見て、個人でも宇宙という壮大なものに関わることができるということを知り、とても刺激を受けてぼく自身も挑戦してみたいという気持ちが強くなりました。現在考えているのは、複数のカメラを用いたパノラマ動画を撮ってみたいと思っているのですが、それは実現可能でしょうか?また、回収が最も大きな課題だと考えているのですがそれを克服する上でもっとも大事なことは経験則による試行回数以外で何だとお考えでしょうか?長文での突然の質問で大変失礼であるとは思いますがお答えして頂けると嬉しいです。
joeさま、はじめまして。
コメントいただきありがとうございます。
複数カメラでのパノラマも実現可能ですが、いくつか課題を克服する必要があると思います。
複数カメラを同時にどのようにシャッターを切るか等ですが、これはカメラをハックしてしまうなどいろいろな解決策があるので、不可能ではありません。
また、地上で実験できますので、飛ばして一発狙いではなく、着実に歩みを進めていけると思います。
回収については、リスクマネジメント的な考え方がとても重要です。
実験におけるリスクマネジメントはきっと大学でも経験されていると思いますが、初回はどのくらいの確率で成功させられるかわかりません。
経験もありませんからどのような事態が起こるかわかりません。なので、可能な限り安全に設計し、可能な限り予算を下げます。
そうすれば、不測の事態が発生した場合も、事故は最小にできますし、資金的なダメージが小さくなります。
一方で、経験が手に入るので、先に歩みを進めることができます。
複数カメラの場合、重量が大きくなる+危険性が上がる ので、リスクマネジメントの観点から最初から最大の利益をとるため博打をとらずに、まずは1台で実験を実施してみることが大切だと思います。
博打は資金的に厳しくするだけでなく、身を亡ぼす場合もありますので、決して打つべきではありません。
これは試行回数について言及している理由でもあります。ご参考ください。
岩谷さん、迅速でご丁寧な回答大変有難うございます!宇宙撮影においてトライアンドエラーの重要性を改めて強く感じました。まずは着実に実験を繰り返して行きたいと思います。成功することができましたら、再度報告させて頂きます!
岩谷さんのさらなる活躍にも期待しています。
頑張って下さい!有難うございました。
初めまして、大学3年の学生です。岩谷さんのブログを拝見させてもらい、この夏に打ち上げを考えているのですがバルーンのサイズが決まらなくて困っています。岩谷さんのブログに乗っていたバルーンの破裂している動画のバルーンのサイズはどのくらいなのですか?教えて頂けると嬉しいです。
mioさま、はじめまして。
コメントいただきありがとうございます!
破裂動画のバルーンは8m程度の直径です。
打上は法令や安全を最優先し、素敵な思い出になるよう頑張ってくださいね。
返信ありがとうございます。すごい大きさにまでなるのですね。購入した際のバルーンの大きさ(フィート)も教えて頂けると嬉しいです。
8mは比較的小さい方です。
一番大きいものだと15mまでなります。
ここまでいくと気球ですね。
バルーン選びで大事なのは、何倍まで大きくなるかなので、それを基準にサイズを選定してみてください。
返信ありがとうございます。
バルーンが成層圏出割れるかどうか心配だったのですが今後いろいろ調べてみようかと思います。ありがとうございます。
初めまして。大学4年の学生です。岩谷さんはいつもどこで打ち上げをしているのですか?
kayoさま、はじめまして。コメントいただきありがとうございます!
打上はいつも北海道の帯広近辺の、人口密度の低い地域で行っています。
関東平野に比べて、事故の確率が100分の1以下になるので、安全に打上することができます。
広い十勝平野といえども、風向きによっては市街地に行くことも十分あるので、正確な計算が必要です。
返信ありがとうございます。やはり事故の危険性を考えると、北海道が適してますよね。
初めまして高校1年の学生です。入学してサイエンス部に入り、1年部員で宇宙バルーンに取り組むことに決めました。宇宙バルーンを成功させること自体大変なことだと思うのですが、さらに発展させるとしたら、どんな事をすると面白いと思いますか?
shinoさま、はじめまして。
コメントいただきありがとうございます。
成層圏はまだあまり活用されていません。
それは活用する価値がないからではなく、まだあまり目が向けられていないのです。
そのため、白いキャンバスというか、まだまだやれることがたくさんあります。
成層圏に通信用の無人気球を滞在させる計画は世界中で研究されています。
宇宙からのチリの回収のための研究もされています。これが分かると、生物がどこからきたのか、何者なのかわかるかもしれません。
望遠鏡を浮かべて、大気の影響のないところで、宇宙を調べる研究もされています。
人工衛星の事前テストも行われています。
やれることは山ほどあるので、興味の赴く先のことをぜひ追及してみてください。
それでは、がんばってください。
岩谷さん、はじめまして。
突然のコメント失礼します。
私は愛知県内の高校に通う者です。
以前から岩谷さんのブログ、YouTubeなど拝見していて、最近自分の力で風船宇宙撮影をしたいなと思っています。
ですが、何をするにも初めてで、わからないことだらけなので、最初だけ岩谷さんにお手伝いをいただきたいなと考えています。
しかし、高校生なので、お金も時間もあまりないのが現実です。
ここで質問なのですが、
①春休みや夏休みを利用して撮影に臨むことは可能ですか?
②岩谷さんにお手伝い頂く場合、機材なども含めていくら位用意すればいいですか?
この2つを教えてください。
突然の質問、長文失礼しました
chihiroさま、コメントいただきありがとうございます。
私は宇宙撮影をしてもらうために宇宙撮影のやり方等公開しているわけではありません。
チャレンジして困難を乗り越えてもらうために、宇宙撮影を公開しています。
その過程で得られるものは、宇宙撮影よりもずっと貴重なもので、一生大切なものになるはずです。
自分の力で成し遂げるからこそ、意味あるものなのです。
挑む対象は宇宙撮影でなくてもよいのです。
私はこのような信念のもと活動しておりますので、せっかく頂きましたご相談ですが、ご対応することは出来かねます。
宇宙撮影に限らず、何かチャレンジしてみてください。
挑戦する勇気を誰かに与えることができているのであれば、私の活動も意義あることとなるでしょう。
ぜひ、チャレンジして得難いものを得てみてくださいね。
初めまして。夜分にコメント申し訳ありません。中学三年生なのですが、現在仲間と風船宇宙撮影を考えています。そこで、GPSを利用して位置を特定するとき、このページで紹介している商品以外に使用可能なものはありますか?まだ経験が全くないのでできる限りコストを抑えて打ち上げが行えればと思っています。落下途中の追跡機能などはなくてもかまわないので、使用可能な最低スペックのGPSなどありましたら教えていただけるとありがたいです。
Nakayamaさま、はじめまして。
コメントいただきありがとうございます。
私がこれまで数種類のGPSしか利用していないため、申し訳ありませんが掲載しているものより安価なものは分かりません。
GPSなしでも発見する方法がないわけではないので、予算に合わせて検討してみてください。
宇宙撮影はチャレンジですからご自身にあった物を試しながら探してみてはいかがでしょうか。
お仲間と一緒にがんばってください。
丁寧なご返事ありがとうございます。取り合えずこのページで扱ってるGPSで試そうと思います。また何かあったら相談させていただきくかもしれませんが、、その時はよろしくお願いします。
はじめまして 埼玉県に在住している60代です。孫と一緒にスペースバルーンの打ち上げをしようと思っています。
そこでgpsとしてこのページで扱われているアマチュア無線を使おうと思っているのですが(もちろん、アマチュア無線の免許は取る予定です)、gpsはパソコンやスマートフォンなどで現在位置を確認できるのでしょうか。それとも、アマチュア無線を二つ買う必要があるのでしょうか。もう年で機会に疎いものですから教えていただくとありがたいです。
はじめまして。コメントいただきありがとうございます!
アマチュア無線は、基本的にはネットやスマートフォンと連動しないので、対で使用された方がおすすめです。
一応、APRSを使用すればスマホやパソコンでも確認できます。
しかし、これはスマホが圏内でありネット環境に接続できることが前提でかつ、無線機が基地局と通信できていることが前提なので、環境が整わないことが多いです。
ご参考ください!
お返事ありがとうございます。ではアマチュア無線を対で使用したいと思います。孫と一緒に打ち上げを楽しみたいと思います。また、なにかあるとは思いますがそのときはよろしくお願いいたしします。
たびたび申し訳ありません。アマチュア無線を二つ使用する予定なのですがそれら2つのアマチュア無線は同じ機種ではいけないでしょうか、それとも違うものでもかまいませんか。
同じ機種で大丈夫です。
違うものでも大丈夫です。
GPSの位置情報を拾うことができる機種を選んでみてください。
大型風船を購入しようと思っているのですが地上ではどのくらい膨らませてから打ち上げればよいのでしょうか?
再びコメントいただきありがとうございます。
大型風船は上空で地上の何倍の大きさになるかを想定して大きさを決定してください!
後輩と計画して財政破綻しかけの中三です。
これをして3年目でようやく準備が出来そうですが、自分しかアマ4をもっておらず、先ほどこのページの無線機を見たところ高精度GPSのところに(オプション)と書いていました。これはさらに料金が必要なのですか。
長文でしたが教えて頂けないでしょうか。 また、研究の大会が11月10日までなのですが間に合いますか。
こんにちは。
VXは過去に使用していたことがあります。
8Dは別売りのGPSモジュールが必須です。
VX-8Gという機種はGPSを標準搭載しているので、オプション不要です。
製造販売していないので、オークションなど探すとよいでしょう。出品数が少ないので稀にしか見つかりませんが、安目です。
販売している機種だと、FT1XDという機種なら同様の使用ができます。
無線は親と子の両方あった方がよいです。
2機購入するのがしんどい場合は、なくす可能性のない親機はレンタルなど探してみてはいかがでしょうか。
間に合うかどうかは進捗具合が分かりませんので、アドバイス及びません・・・
私なら全力を尽くして頑張ります。
打上を成功することだけを目的にした場合、博打としての結果報告になってしまいます。
考察努力したことを積み重ねれば、仮に結果的に打上が上手くいかなかったもしくは実行できなかったとしても、それ自体が研究として価値あるものだと思います。
頑張ってください。