最も簡単な機体制作で費用で便利な道具をすべて紹介します。どれも街の文具屋やホームセンターで揃う道具ばかりです。
一番初めに、機体を確認しておきましょう。
発泡スチロールで出来た、上図のような円柱型や、下図のような球体だったり、土星型だったりキャンディ型だったり、まぁ、なんでも形は良い訳です。
基本的に、発泡スチロールを主な材料にしています。発泡スチロールはどこでも誰でも買える、軽くて柔らかくて安価な材料です。ただ、この材料は難があって、なんといっても加工しにくい。繊細な加工をするのがとても難しい素材なのです。何も分からないで加工しようと思うと、綺麗に仕上げるのはとても難しいのですが、道具さえ揃えれば加工も簡単。というわけで、道具を紹介しましょう!
とりあえず、もっとも簡単な装置を作ろうと思った場合はこれだけあれば十分。難しいものを作ろうと思うと以下の道具に電子工作用のキットなどが追加されるだけで、基本は余り変わりません。
各々について説明していきましょう。
1.発泡スチロールカッター
この見慣れぬ道具は発泡スチロールカッターです。発泡スチロールを焼切るための道具です。大まかな切り出しをするのに向いています。熱で溶かしてカットするので、繊細な加工には向きません。あくまで大雑把な作業向きです。
100V電源で使用できるタイプもあるのですが、どこでも使える電池式の方が使い勝手がいいです。発生する熱も100V電源タイプと違って、電池式の方が小さいので、一気に溶けてしまったりしないので、おすすめ。
発泡スチロールカッターの精度はせいぜいこの程度。角を出すような加工は苦手です。誤差が出るといけない加工もできません。
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2.カッター & アートナイフ
発泡スチロールカッターで大まかな形を整えた後に登場するのがアートナイフやカッター。
綺麗に作れるかどうかは、器用さはあまり重要ではなく、結局のところよい道具を使っているかどうか。工作は道具ですぜ。
アートナイフが左2本。カッターが右2本。刃を使い分けています。
右から2本目の角度のあるカッターがかなりおすすめ。繊細な作業に向いています。これらの刃物を使いこなせば細かい作業だってご覧の通り。
発泡スチロールカッターと全然違いますね。こんなにきれいに切れるんです。
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アートナイフ(黄色)
アートナイフ(黒)
カッター(鋭角)
カッター(通常)
3.差し金 定規 工作マット
長さを測ったり、直線に切ったりする箇所が沢山出てきます。そんな時には定規が必要。金属製とプラスチック製の両方があると便利です。 透明のプラスチック製であれば、図面などを透かしながら正確に加工できます。
工作マットはA3サイズが絶対にお勧め。このくらいのサイズがないと作業するには狭いです。A2になると、風船撮影装置制作には大きすぎ。A4だと小さすぎ。
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4.テープ類
私が使用しているテープ類は以下の写真ですが、写真ではちょっと分かりにくいですね。
ガムテープ・セロハンテープ・両面テープ・ビニールテープの4種類のテープです。
ガムテープは主に機体の構造を接着する際に使用します。ガムテープは紙ではなく、布の物を使用します。重ね貼りを沢山するので、かならず布を使用してください。
セロテープは仮止め用。
両面テープは強度が必要な接着面で使用して、その上からさらにガムテープで外側から留めます。
ビニールテープは電気を通さないので配線類に使用しています。
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5.ハサミ ニッパー
発泡スチロールの加工は発泡スチロールカッターとアートナイフがほとんどなので、ハサミやニッパーはほとんど出番がありません。
ハサミはテープ類をカットするシーンで、ニッパーは結束バンドをカットするシーンで使用します。
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ニッパー
はさみ(家にあるものでなんでもOK)
今回は長くなってしまったのでこの辺で。使用方法や加工方法はまた後日記事にしますね!