飛ばした風船は上空で破裂して、装置は必ず地球に落ちてきます。
落下先についてしっかりと考えないと大きな事故が起こってしまうかもしれません。
その事故は、無関係の人を巻き込むかもしれませんし、あなた自身の人生を破滅させてしまうかもしれません。
このサイト情報を見ているあなたがそうなってほしくないので、今回は落下先について記事を作成しました。
結論から言ってしまうと、風船に取り付けた装置は海に落とすのが吉です。
それも、漁船や観光船などが操業していない海域です。
どうして海を勧めるのか、それは陸が危険だからです。
陸に落ちてきたときに起こりうることを列挙すると、
1.他人の所有物や住宅を破壊する
2.人を殺傷する
3.電線にからまり停電を発生させる
4.関電事故を誘発する
5.工場などの操業を止める
6.道路などに落下し交通事故を誘発する
といったことが想像できます。
船にぶつかる可能性もありますが、1・2の起こる確率は陸地に比べて数万分の1以下まで下がります。
4~6に至っては海であれば起こりません。
このように、リスクを極限まで下げることができるのです。
私も過去、北海道で陸上に落下させ実験をしていました。
重量や落下速度を設定することで事故や事件が起こりうる可能性は徹底的に下げ、バルーン専用の保険まで設計し、最大限の安全と責任を果たせる形で実施してきましたが、もしものもしもが起こってしまわないように現在ではすべての装置を海に落とすように変更しました。
バルーンによる宇宙開発は、これから未来様々な用途で使われていくでしょう。
ドローン法案が施行されましたが、ドローンの持つ可能性に大きく制約が課される内容になってしまいました。それは、その法案が可決するまでの社会での事件、利用方法があったためです。
バルーンもドローンと同じ轍を踏んではいけません。そのためにも、事故の起こるリスクは可能な限り下げ、海に落として実験をしましょう。
海に落とすとなると、車で向かうことが出来ません。歩いて拾ってくることができません。
では、どうするか、そのためには船を使いましょう!
船の回収の旅も探検のようで面白いです。
漁専用ではなく、観光として利用することが許可されている船にお願いしましょう。
風船を使った宇宙開発が広く安全に定着するため、安全第一に開発を進めていきましょう。