雪が解けるまで気球の打ち上げはできません。
写真も大量にあるので、時系列で少しずつ公開していく予定です。
今回は前回に引き続き2011年10月08日に打ち上げた第一号機の制作について。
第一号機は一番初めの試作機でした。上の写真が1号機。
2012年までに制作した機体が15機くらい。これから比べてだいぶ進化したものです。
気球での撮影の場合、風船で浮かせて空中で撮影するというコンセプトです。
当然カメラを吊るして浮かせる必要があります。
カメラが重いと大きな風船が必要。
けれど、風船が大きくなるととてもお金がかかってしまう。
そこで、一生懸命探し、見つけたカメラがこれ。
22gしかありませんでした。
今もまだアマゾンにありました↓
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これを東急ハンズで買ってきた発泡スチロールの半球に、紙粘土を詰めて固定。
こんな感じ。
カメラが汚れるのが嫌だったので、ラップに包んでやりました。
発泡スチロールに包む理由は、カメラが落下しても壊れないよう緩衝剤にするため。
発泡スチロールには穴が開いていて、裏側はこうなっています。
穴の大きさはカメラの視野に入らないように調整。
発泡スチロールカッターがあるときれいにできます。
(この時は持ってなかったので、ライターであぶりました)
カメラを取り外すとこんな感じに型がとれています。
こうしておけば、多少の衝撃があってもカメラがずれません。
上半分には簡単な切り離し装置を作って取り付けていました。
時間が来るとカメラ装置を落としてくれるものです。
なんだこれ、って感じですよね。
仕組みは極めて原始的。
マイコンとか使えないのかよと突っ込みたい気持ちはとてもよくわかりますが、私には大したことはできません。
時間が来ると、分針が釘に接触して通電してテグスを切る、というもの。
時計は100均。
これで落下の衝撃などの試験をしていました。
おかげでいろいろ分かりました。
技術がなくても、意外と何とかなるものです。