HBCと一緒に銭函から宇宙撮影に挑戦 20号機

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2013年8月23日、ACジャパンのCMを作成してくれた皆さんと一緒に風船の打上を行いました。

その打上がHBC(北海道放送)から取材を受け、本日今日ドキッ!で放映されました。

とてもよい、そして面白い番組でした。

HBCのスタッフの方々、ありがとうございます! ぜひともお礼をお伝えしたいです!

CMの作成が5月頃でしたので、その時に打上ようと考えていた機体を作り替えて、打上を行いました。

打ち上げ地点は北海道小樽市銭函の海岸。

時刻は9時ころだったはず。

銭函の海岸

分速300mの速度で上昇していきます。自転車と同じくらいの速度です。

数分であっという間に遥か上空へ。

 

札幌市街地を見渡せます。

石狩の港湾が見えます。

風船はどんどん上空に。

雲を抜けて…

雲は遥か下に。

まぶしい太陽です。

空が真っ暗になってきました。

大気と宇宙の境目がなんとなく見えてきました。高度は25000m程度。

この高さだと、すでに成層圏。

空気は地上の50分の1程度。人間なら確実に死にます。

惑星っぽい写真が撮れてきました。

地球は青かった。

この辺りが最高高度です。

おおよそ32500m

この高度で風船が大きくなりすぎて、耐えられなくなり破裂し、カメラを含む装置が落下してきます。

パラシュートでゆっくりと減速。

雲の下まで帰ってきました。

空の色もだいぶ戻ってきましたね。

高度4000m程度まで下りてきました。

落下先は帯広の広大な農地…

ここから流され山の方へ…


山林に着地。

松の木に引っかかりました。

 

当日私も探しに行きましたが、残念ながら見つけられず。

原因は日本で使用している日本測地系というGPSの表示情報と世界で使用している世界測地系を勘違いしていたためで、違う場所を捜索していたためでした。

後日、HBCのスタッフの方々に正確な位置情報をお伝えしたところ、なんと池田町まではるばる探索隊を組みスタッフの方々で捜索しに行き、見つけてきてしまいました。

HBCのスタッフの方々のパワフルさにとても驚かされました。

 

この実験からたくさんの事がわかりました。

なにより、この実験を通して、正確な落下予測ができるようになったことはとても大きな進展でした。

 

 

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私は日本人で初めて、独力で宇宙開発を成功させました。私の行っている風船宇宙撮影を通して、より多くの人に、宇宙をもっと身近に、そして夢はすぐそこに広がっていることを実感してもらいたいと思っています。

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